夏の晴れた日には、うるさいくらい街なかのあちこちから蝉が鳴く声が聞こえてきますが、雨の日に蝉が鳴かないなぜでしょう?
鳴かない理由が気になりますね?
また、蝉が鳴き止むと雨と聞きますが、なぜ蝉は雨が降る事を知っているのでしょう?
雨の日には、蝉が飛んでいるのをほとんど見ませんが、飛ばない理由やどこにいるのかも気になりますね。
そんな疑問について解説していきたいと思います。
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雨の日に蝉が鳴かない理由は?
夏の晴れた日にあれだけたくさんの蝉が鳴いていたのに、雨の日になると鳴かないのはなぜでしょうか?
理由1:羽が雨で濡れてしまうから
蝉は羽をお腹にこすらせて鳴くのですが、雨で羽が濡れてしまうとこすっても鳴く事ができなくなってしまいます。
羽がある昆虫にとって雨は致命的で、もし濡れてしまうと、鳴く事が出来なくなるばかりか飛ぶ事も出来ません。
そうなると、今度は外敵に襲われやすくなります。
ですから、雨の日には蝉は羽を濡らさない為にあえて鳴かないし飛ばないようにしているのです。
理由2:気温
雨の日に蝉が鳴かないのは気温も関係しています。
雨の日は気温が低くなってしまいます。
蝉が鳴くには気温が25℃~32℃くらいがベストと言われているので、雨が降ってしまうと気温も下がってしまい、変温動物である蝉は自分の体温を上手に調節できません。
ですから、蝉は雨で気温が25℃を切ると鳴くのを止めてしまうのです。
理由3:メスが寄って来ないから
蝉が鳴くのは「オスだけ」で、このオスはメスを呼ぶ為に鳴いているのです。
要は「求愛」と言うヤツです。
仮に、雨の日にオスがメスを呼ぶために鳴いたとしても、雨の為、メスも羽を濡らしたくないのでオスの所に飛んできません。
メスも雨の日には飛ばないのです。
ですから、せっかくオスがメスを呼ぶために鳴いたとしても、肝心なメスが飛んで来ないのなら「鳴くの、や~めた」となるので、雨の日には蝉は鳴かないのです。
蝉が鳴き止むと雨になるのはなぜ?
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よく「蝉が鳴き止むと雨」と聞きますが、なぜ雨が降ると分かるのでしょうか?
実は、蝉は雨が降るのを本能で分かるみたいです。
ですから、今まで鳴いていた蝉が鳴くのを止めると雨になると言われています。
人でも雨が降る前と言うのは何となく湿度が高いと感じますが、蝉は人よりもより敏感にその湿度の変化を感じ取るのでしょう。
人が一番環境の変化に鈍感なんですね。
だからどこでも対応して生きていけるのですね。
また、蝉も場所によっては鈍感になり、雨が降る前でも鳴いている時もあります。
その場所と言うのは「街中の公園」です。
街中の公園では自然を感じにくいみたいで、雨が降る前でも鳴いている時があります。
そんな蝉は大抵、クマゼミ・アブラゼミ・ニイニイゼミです。
今年の #ニイニイゼミ 初鳴
ようやく代官町通りで聞きました。
か細かった pic.twitter.com/sUjpRgQob2— まっつぁんこ (@mattsuanko) July 16, 2019
この蝉達は「都会化」しているので、だんだんと鈍感になっているのかもしれませんね。
それに比べるとやはり山が多い場所では、雨が降る前というのは敏感に感じとる蝉が多いそうです。
雨の日は蝉はどこにいるの?
今まであんなにたくさんの蝉がいたのに、雨の日になるとほとんど蝉を見る事がありません。
どこにいるのでしょうか?
実は雨の日には蝉は木の葉を傘代わりにしたり、濡れないように木にしがみついたりしているのです。
#雨 の日の #セミ^^#苫小牧 #蝉 pic.twitter.com/mbQZJe0hsG
— まぬき (@manuki_photo) July 4, 2019
この「しがみつく力」というのは結構強く、台風の時でも吹き飛ばされない程です。
蝉にとっては「風」よりも「雨に濡れる」方が致命的になる事を知っているのですね。
まとめ
雨の日に蝉が鳴かないのはなぜなのか?
その理由は、
雨で羽が濡れる。
気温が低くなる。
鳴いてもメスが飛んで来ないから。
鳴き止むと雨と聞くが、なぜ蝉は雨が降る事を知っているのか?
それは、人と違って本能が敏感だから。
また、雨の日には蝉はどこにいるのかは、木の葉の裏で雨宿りしていたり、木にしがみついている。
と言う事は蝉の鳴き声で、天気が分かるようになるかもしれませんね。
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