ベートーベンの難聴は嘘?耳が聞こえないのに作曲できた理由を解説

歴史

「ジャジャジャジャーン」で有名な音楽家・ベートーベンは、難聴だったと言われています。

ですが、難聴だったハズのベートーベンがなぜか作曲できる事から、「ベートーベンの難聴は嘘なのでは?」と言った声があります。

難聴で耳が聞こえないハズなのに、なぜ作曲できたのでしょうか?

その理由や、ベートーベンの難聴は嘘なのかについて解説していきたいと思います。




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ベートーベンの難聴は嘘?

ベートーベンが作曲できた事から、「ベートーベンは難聴だったと言うのは嘘?」なのでしょうか?

実は、ベートーベンが難聴だったと言うのは本当で嘘ではありません。

難聴にも「伝音性難聴」「感音性難聴」の2種類があり、ベートーベンの難聴は「伝音性難聴」と言われています。

ではその「伝音性難聴」と「感音性難聴」とはどう言った難聴なのかご紹介します。

伝音性難聴

伝音性難聴とは、

外からの音を耳の鼓膜を通じて上手く内耳に伝わらない病気の事で、耳硬化症(じこうかしょう)と言われる難聴の一つです。

 

耳硬化症とは、

中耳にある「あぶみ骨」が硬化する事で、鼓膜からの振動を上手く伝える事ができない病気です。

 

「あぶみ骨」とはこの部分です。

Malleus:ツチ骨、Incus:キヌタ骨、Stapes:アブミ骨
引用元:https://ja.wikipedia.org

人の中耳にはツチ骨・キヌタ骨・あぶみ骨があり、ベートーベンは中耳のこの「あぶみ骨」が硬化した為、耳硬化症の一つである「伝音性難聴」になってしまったのです。

正常な状態のあぶみ骨なら、外からの音を振動させるくらいの柔らかさがあるので上手く音を振動させて伝える事ができますが、硬化してしまうと外からの音を上手く振動させる事ができません。

だからベートーベンは外からの音を聞き取れない「伝音性難聴」と言われているのです。

感音性難聴

一方、感音性難聴とは、

 

ツチ骨・キヌタ骨・あぶみ骨がある中耳から先、つまり、内耳に異常がある難聴の事です。

 

引用元:http://www.jibika.or.jp

以前はこの感音性難聴の原因は「聴神経の異常」、と言われていましたが、現在では聴神経ではなく、内耳に原因があると言われています。

同じ難聴でもこの感音性難聴の方が重症で治りにくいですが、ベートーベンの難聴である伝音性難聴は現在では、薬や手術で治る場合が多いそうです。

と言う事は、ベートーベンがもし今の時代に生きていれば難聴に苦しめられる事もなかったのかもしれませんね。

ベートーベンは耳が聞こえないのに作曲できた理由は?

ベートーベンの難聴は、外からの音が聞こえない伝音性難聴なのに作曲できた理由は何でしょうか?

作曲する時は外からの音を聞くハズですね。

なのに外からの音が聞こえないベートーベンはどのように作曲できたのでしょうか?

それは、指揮棒を口にくわえてピアノに触れさせる事で、そこから伝わって来る音を骨を通じて聞く事で作曲していたそうです。

この方法を骨伝導と言います。

引用元:https://saqwa.jp

ベートーベンは外からの音が聞こえないので、この骨伝導と言う方法を使って作曲していたんですね。

もしベートーベンが伝音性難聴ではなく、感音性難聴だったなら、この骨伝導でも音を聞く事ができなかったでしょう。

録音した自分の声が違うのはなぜ?

こんな時ありませんか?

録音した自分の声を聞くと自分の声じゃないと思う時が。

実は人は音を聞く時、鼓膜からの振動と、骨から伝わる骨伝導と言う二つの方法で聞いています。

録音した声を聞く時人は、鼓膜の振動だけで聞いていて、骨伝導からは聞いていません。

だから録音した声を聞くと変に聞こえてしまうのです。

ちなみにこの録音して聞く声が自分の本当の声なので、この声が相手に聞こえています。

普段自分の声と思っていた声が実は、相手には録音した声で伝わっていたなんて何だか違和感がありますね。

まとめ

ベートーベンの難聴は嘘?

耳が聞こえないのに作曲できた理由についても解説しました。

ベートーベンが難聴だったのは嘘ではなく、本当です。

本当ですが、重度の難聴ではなく、比較的軽い伝音性難聴でした。

だから音を骨伝導で聞く事が出来たのです。

重度の難聴である感音性難聴なら骨伝導でさえも聞く事が出来なかったでしよう。




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