緋村剣心はなぜ梅毒になってしまったのか?
梅毒は性病なので、感染経路が気になる。
るろうに剣心の星霜編(せいそうへん)は、緋村剣心が梅毒みたいな病気で死亡するというショッキングな内容となっています。
ここでは、剣心が梅毒になった理由や原因、そして、るろうに剣心の作者である和月先生は、剣心が梅毒になり死亡することに対して、どう思っていたのかについてもお伝えしたいと思います。
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るろうに剣心の梅毒はなぜ?
るろうに剣心の主人公である緋村剣心は、雪代縁との戦いである”人誅編”のその後を描いた【星霜編】で、梅毒らしき病気で最後は死亡してしまいます。
なぜ剣心は梅毒みたいな病気になってしまったのか?
まずは気になる剣心の見た目の症状からお伝えします。
全身に斑点(はんてん)
剣心の全身には、明らかな病気らしき斑点があります。
鬼滅の刃、たまたまジャンプが1冊余ってたから読んでみたんだけど特に悪くない終わり方だったと思うんだけどな。
問題はこの後だよ。ジャンプ主人公の中には大団円で終わったのに後日OVAで夫婦共々梅毒に罹患して病気で・・・ってなった人が居てですね。
緋村剣心っていうんですけど。 pic.twitter.com/Mboan5TNmS
— 待鳥キリコ (@machikiri1) May 20, 2020
るろ剣の志々雄の噛みつき攻撃見ていて思ったけど、噛みついてたのがOVAの梅毒になった剣心だったら志々雄は摘んでたよね。 pic.twitter.com/XglYtzaVE2
— マガロック (@hGYI06yPOyfqAFr) May 2, 2021
首には包帯を巻いているのであまり斑点が見えませんが、胸の斑点を見る限り、なんだか痛々しい病気のように見えます。
最後は薫も死亡
そんな剣心ですが、最後はこの病気で死亡することになります。
るろうに剣心追憶編〜のラスト編ホント泣ける
https://t.co/TtHEOZlewo— たーぼー (@JkYhtVuzFc49oKQ) May 4, 2021
そして薫はそんな剣心と自らの意思で関係をもち、薫も感染してしまいます。
愛する人が苦しんでいるのを、
「少しでも楽にしてあげたい。」
という想いからの行動だと思いますが、これはなかなか出来ることではありません。
なぜなら、この時代に梅毒になれば“ほぼ死を意味する”からです。
なのに薫はわざと自分から感染した。
この想いには、
【剣心を思う深い愛】
が込められているのでしょう。
そして案の定、薫は剣心の後を追うように死亡してしまいます。
薫には剣心みたいな斑点などはなく、咳き込んで布団で寝ている状態だけでしたが、明らかに苦しそうな感じでした。
と言う訳で、この星霜編は剣心や薫が死亡するというショッキングな内容になっています。
従って、今までの”るろうに剣心”しか知らない人は、見ない方がいいかもしれません。
それくらい今までのイメージを壊す内容となっています。
るろうに剣心の梅毒の理由・感染経路と星霜編の結末についても
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剣心が梅毒になった理由や感染経路は、
日本全国や大陸(中国)でのケガ人の手当てをしている時や、剣心自身の浮気が原因かもしれません。
それぞれについて解説していきたいと思います。
原因1:ケガ人の血液から感染かも
剣心は雪代縁との戦いの後、薫との間に息子・剣路(けんじ)をもうけ、幸せな生活を送っていました。
しかしそこへ日本の陸軍から、
“日本や大陸(中国)ではまだ争い事が発生しているので、争いで犠牲になった人々の手当てをするように”
と要請されます。
要請を受けた剣心は、薫と息子を日本において単身で大陸に行くことに。
そこでケガ人の手当てをしている時に、傷口から梅毒に感染してしまった可能性があります。
梅毒は基本的には、
「粘膜や皮膚に直接触れると感染」
してしまうのですが、それ以外にも、
「傷口からも感染する」
場合があります。
剣心は数々の戦いを経ているので、体中に傷は無数にあるでしょう。
その傷口からケガ人の手当てをしている時に感染してしまったのかもしれません。
剣心は今までの多くの人達の命を奪って来ました。
ですから剣心は、そんな人達へのせめてもの罪滅しの為、献身的に手当てをしていた。
献身的に手当てをするという事は、かなり人と密着する必要がありますからね。
だとすれば剣心にとっては、
“運命”
だったのかもしれません。
原因2:浮気かも
梅毒に感染するという事は、
感染者の粘膜や皮膚に直接触れるか、傷口からしか考えられません。
傷口以外となれば、浮気しかないですね?
ですが剣心が浮気するなんて考えられません。
そこで調べてみると、やはり、
剣心は浮気なんてしていない!
そうです。
実在する病気の感染ルートからよく「他の女と寝た」という意見があるが、古橋監督は同ブックレットで以下のように語っている。
「東村山市にある資料館に行き、光明皇后の説話に触れ、身分を越え患者の膿を吸い出したと言われるその行為に、剣心の姿が重なった時、その行く末は必然となりました。剣路が成長してからはためらう事無く、各地の療養所をめぐっていたというのが実相。
引用元: https://dic.pixiv.net
【光明皇后の説話に触れ、身分を越え患者の膿を吸い出したと言われるその行為に、剣心の姿が重なった時、その行く末は必然となりました。】
とあるように、剣心が梅毒らしき病気になったのは、
【ケガ人の手当てをしている時が真実】
のようです。
剣心が梅毒で死亡しても作者は怒っていない
るろうに剣心星霜編で、緋村剣心と薫は梅毒らしき病気で死亡してしまいますが、これまでの作者である和月先生はこの結末についてどう思っていたのでしょうか?
「俺の剣心を梅毒で殺しやがってなんてヤツだ!」
と怒っていたのでしょうか?
答えは、
【和月先生は怒っていない】
ようです。
「和月先生もこの作品に対して怒りを感じていた」
特別版の和月インタビューより「剣心と薫の最期の時までをしっかりと描ききったこの星霜編を観てショックを受けたファンの方も少なからずいると思います。
自分も初めて観た時はそこまで描いたか。
これは容赦なしだなと正直思いました。
このテーマを貫くならば゙死”と言う結末は避けられない。
けれどエンターテイメントの基本はやっぱり゙笑顔”でハッピーエンド。古橋監督は前者を取り和月は後者を取った。
これはそういう事だと思います。
ですからファンの方は自分の好きな方のエンディングを取っていただいて構いません。
作品のテーマとなる根の部分は一つの幹に全く別の形をした二つの花が実を結んだというのもまた良し。
この花をしっかりと楽しんで頂けたならば和月は満足です」
と答えているのでこの問題点は間違いだと言える。
また、るろうに剣心特筆版フリートークで 、
「正直、和月はパラレルに関してあまり嫌な感覚はありません。
和月に言わせればアニメ化もゲーム化も小説化も実写映画化も含めてパラレルです。
パラレルは「もう一つの」、もしくは「あるいは別の」物語であってニセモノではありません。
一つの作品をまた新たな形で楽しめる素敵な仕掛けと考えます。
一つだけやってはいけないのがキャラクターの根幹を変えてしまうコトで、これをやった場合、それはニセモノになります。
ニセモノは駄目です。
キャラクターが変わらず魅力的であればパラレルはOK」
とも答えている。
引用元: https://dic.pixiv.net
さすが和月先生、心が広いですね!
私だったら今までのイメージとあまりにも違うので、描かせることさえさせていないでしょう。
それをオッケーするなんて、かなり勇気がいったと思います。
下手するとイメージ全体が崩れてしまう可能性もあった訳ですから!
和月先生の度量に感服する次第です。
剣心は梅毒でなくハンセン病かも
剣心が梅毒であると言うのは、確定ではありません。
実は、星霜編ではハッキリと剣心は梅毒とは表現されていません。
剣心の梅毒のモデルとなったのは、上記でお伝えした【光明皇后】です。
そしてその光明皇后が膿を吸い出した患者は、ハンセン病(らい病)の患者だったそうです。
と言うことは、剣心は梅毒ではなくハンセン病?
という疑問が出て来ます。
ハンセン病も初期症状は、白や赤などの斑点が現れます。
そして感染経路も、
“傷口から”
である場合があります。
ですが先程もお伝えしたように、
剣心が梅毒やハンセン病なのかはハッキリとは分かりません。
従って、この辺りはあまり深く考えないで、
「剣心はなんかの病気になってしまったのだなぁ〜!」
と軽く思うだけにしておくのがベストだと思います。
現在でも梅毒になると死亡する可能性がある
るろうに剣心星霜編では、緋村剣心や薫が梅毒らしき病気で死亡してしまいますが、現在でも梅毒になると死亡するリスクはあります。
梅毒の症状には、三段階あり、
- 初期(感染から約3週間)は、
主に陰部や肛門、口などの感染した部位にしこりや潰瘍ができたり、股の周囲のリンパ節に腫れが起きる。
- 中期(1~3ヵ月)は、
手のひらや足の裏、全身に赤い発疹やぶつぶつ(梅毒性バラ疹)が出る。ただし、かゆみや痛みは感じないことが多い。
- 後期(数年から数十年)は、
やわらかいゴムのような腫瘍が体中にできる。
この時点でも治療を行わないと全身の臓器に障害が広がり、大動脈瘤、髄膜炎や神経障害(神経梅毒)などが生じ、命にかかわる重篤な状態になる場合がある。
ですが現在は、
「中期までならほぼ完治する病気」
なので、早めに病院に行くようにしましょう。
検査を受けられるのは、
皮膚科、感染症科、泌尿器科、産婦人科、保健所
となっています。
まとめ:剣心が梅毒である確証はない
剣心が梅毒になったとは、ハッキリとは描かれていないので、確証はありません。
あくまでその可能性がある!
と言うだけです。
この時代梅毒は、”不治の病”と言われ、かかるとほぼ間違いなく死亡する病気でした。
それが医療の発達により現在では、早期発見なら完治する病気です。
かといって、何もせず放置していると命にかかわる場合があるので、疑わしき時はすぐに病院に行きましょう。
なんでも早め早めが大切です。
るろうに剣心について合わせて読みたい記事はこちら!
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