ホウボウが縁起物の理由は?お食い初めでの意味や似た魚についても

生き物

縁起物の魚として”鯛”がありますが、実は【ホウボウ】も縁起物の魚として、”お食い初め”に利用される事があります。

また、ホウボウに似た魚であるカナガシラも縁起物の魚だそうです。

ここでは、ホウボウとカナガシラが縁起物の魚と言われる理由についてご紹介したいと思います。




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ホウボウが縁起物の魚でお食い初めに利用される理由は?

ホウボウが縁起物の魚でお食い初めに利用される理由は、

  • 子供の頭の骨が固くなるように。
  • 子供が強い子になるように。
  • 子供が夜泣きをしないように。
  • 人の長になる。
  • 飛び魚みたいに羽を広げて飛翔するように。
  • 見た目(赤い・ヒレがきれい)

と言った理由からです。

それぞれについて解説したいと思います。

子供の頭の骨が固くなるように

ホウボウの頭の骨はとても硬いです。

その硬い頭の骨と同じように、

「子供にもホウボウのような硬い頭の骨を持つ子になって欲しい!」

と言う願いから、お食い初めに利用されて来ました。

特に、産まれたての赤ちゃんの時は、頭の骨が柔らかいので、昔の人は心配していたんでしょうね。

子供が強い子になるように

昔の人は、ホウボウの頭の骨が硬く大きい事から、

“鎧と兜に見立てていた”そうです。

確かに鎧と兜を纏っていると、なんだか強そうに見えますね。

だから、我が子も強い子になって欲しいと言う願いを込めて、お食い初めにホウボウが利用されるんですね。

子供が夜泣きをしないように

ホウボウは、「グウグウ」と鳴きます。

その「グウグウ」と鳴く事から、

“子供が夜泣きをしないように”

と言う意味で、ホウボウがお食い初めに利用される事があります。

“夜泣きをしないように”と言う意味なら、「グウグウ」と鳴くホウボウを利用しない方がいいと思うのですが。

ひょっとして、「グウグウ」は擬音語・擬態語で

「いびきをかいて寝ている様子」

「ぐっすり寝ている様子」

を表している為?

だとすれば、

「夜泣きすることなくグウグウと寝息を立てて健やかに眠ってほしい」

と言う意味があるからかもしれません。

私はてっきり、「グウグウ」と鳴くホウボウの鳴き声がうるさいから、子供にも、

「ホウボウの鳴き声みたいに夜泣きをしてうるさくならないように!」

と言う意味なのかと思ってしまいました。笑

さすがにこの意味だと縁起物にはならないので、やはりここは、

「夜泣きすることなくグウグウと寝息を立てて健やかに眠ってほしい」

と言う意味合いでしょう。

人の長になる

ホウボウの頭は、大きく硬いので”立派”です。

この大きく硬い立派な頭を持つホウボウのように、子供にも、“立派な人=人の長”となって欲しいと言う願いが込められているんですね。

飛び魚みたいに羽を広げて飛翔するように

ホウボウには、大きな羽みたいな胸びれがあります。

そして、飛び魚にも羽みたいな胸びれがあります。

その飛び魚は、海面を飛びます。

その姿からホウボウも、飛び魚みたいに羽を広げて飛翔して欲しいと言う願いを込めて、お食い初めに利用される事があります。

実際にはホウボウは、飛び魚みないに海面を飛びませんが!

見た目が赤くきれいだから

ホウボウは、見た目が赤く、ヒレもきれいです。

鯛が縁起物として使われるのは、見た目が赤くてきれいだからです。

ホウボウにもそんな見た目のきれいさもあるので、お食い初めの時に縁起物として扱われる事があります。

お食い初め以外でホウボウが縁起物の魚と言われる理由は?

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お食い初め以外でホウボウが縁起物の魚と言われる理由は、

「殿様などが食べる上等な魚」

という意味で君魚(キミウオ)があります。

昔は殿様のことを、君(キミ)と呼んでいたそうです。

その殿様が食べる魚なので、縁起物の魚として扱われる事があるようです。

確かに殿様がいる時代はホウボウは高級な魚でしたが、今ではほとんど、大衆魚です。

ですが、昔ながらの伝統を重んじ人にとってはホウボウは、縁起物の魚なんでしょう。

ホウボウに似た魚であるカナガシラが縁起物の魚と言われる理由は?

ホウボウに似た魚であるカナガシラが縁起物の魚と言われる理由は、

ホウボウと同じく、君魚と呼ばれる事や、

漢字では「金頭(カナガシラ)」と書く事から長崎県では、「お金が貯まる」と言う意味合いで節分の日にこのカナガシラを食べると縁起がいいと言う風習があるからです。

しかもその長崎県では、節分の日になると、カナガシラの値段が4~5倍になります。

となると、普段のカナガシラの値段は1匹が約240円前後なので、この節分の日は、1匹1,000円くらいになると言うことです。

「節分の日だから、普段は一匹が約240円の魚でも1,000円は、仕方ない」

と思って購入する人は多いですが、個人的にはこれにはかなりの抵抗があります。

なぜなら、普段と同じなのに足元をみてボッタクリをしているからです。

なんで同じ魚なのに、売れるからといって値段が高くなるの?

こういうやり方にはかなり抵抗があるので、私は、値段が高くなる時には買いません。

前もって、普段の値段の時に購入して、冷凍しておきます。

まとめ

ホウボウが縁起物の理由は?

お食い初めでの意味や似た魚についてもご紹介しました。

ホウボウが縁起物の魚でお食い初めに利用される理由は、

  • 子供の頭の骨が固くなるように。
  • 子供が強い子になるように。
  • 子供が夜泣きをしないように。
  • 人の長になる。
  • 飛び魚みたいに羽を広げて飛翔するように。

と言った理由からです。

また、ホウボウに似た魚であるカナガシラが縁起物の魚と言われる理由は、

ホウボウと同じく、

  • 君魚と呼ばれる事や、
  • 漢字では「金頭」と書く事から長崎県では、「お金が貯まる」と言う意味合いで節分の日に食べる風習があるからです。

以上で今回のお話は”おしまい”です。

ありがとうございました。

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